2012年06月03日

宝石サンゴのリフォーム(再研磨)

今回はブログに書いた事の無いネタ^_^、サンゴ製品のリフォームをご紹介します。
これまでに数々のリフォームをご依頼頂いておりますが、その中でも私に強烈な印象を与えてくれたベッピンさんを2点ご紹介したいと思います。


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こちらのかんざしは、形見分けの一品として頂いたと仰るかんざしで、一番最初にお電話でご相談頂いた時、オーナーさんの声が「兎に角困ってるから助けて下さい。」と私には悲痛に聞こえました。
なので、直ぐ送って下さいとお答えして到着したかんざしが画像左上です。

パッと見、酸化膜が凄過ぎる?もしかしてと思い、到着のお知らせと同時に「このかんざし水に浸けていませんでしたか?」と伺った所、「かんざしの汚れを取ろうと思って、お水に浸けたら汚れは取れたけど、サンゴが真っ白くなってしまいました。直りますか?」と仰ったので、「大丈夫です!もの凄く綺麗になりますよ。」とお答えして電話を切り、早速研磨作業へ。

「もの凄く綺麗になりますよ。」とお答えしたのは、酸化膜を指の腹で擦って見た所、濃い桃色が顔を出したのでそう伝えました、結果、思った通り、透明感の有る色の濃い桃色サンゴに復活です。(しかしベッピンさんやなぁ~^0^)
家宝として末永くご使用ください。


oshirase_0026.jpg
こちらのリングも形見分けの指輪で、直接店頭へお持ち頂いたお品です。(縦25mmくらいの大振りなリングでした。)

当初オーナーさんからリング枠を作り替えて下さいとお願いされたのですが、「この千本透かしのリング枠は作られてないから、今風の物にせずこのまま使われたらどうですか?」と伺った所、某有名百貨店○越でも同じ事を言われたらしく、このまま再研磨をする事になりました。

なぜこのまま磨き直しかと言うと、リング枠の千本透かしの個所は、キャストやプレスで作られたものではなく、糸鋸作業の痕跡が有ったのと、千本透かしから立ち上がった石枠の透かし全てに溶接跡(ロウ目)が有り、明らかにハンドメイド枠だったからです。
しかも、枠の作り替えになると、長年のご使用によって、爪がサンゴに食い込んでいますので、サンゴを約0.5mm程削らなければならなくて、折角の大きさが1周り近く小さくなってしまい勿体無いと判断したからです。
その時オーナーさんに伝えた事が上記と同じで、「見違える程綺麗になりますよ。」とお伝えして、いざ研磨作業へ。

匠の技(自分の事を匠と呼ぶ図々しさ^^;)によって再研磨された指輪、オーナーさんのお母様が購入した時と同じ輝きに蘇りました。
アンティークになるまで末永くご使用ください。

〆=リフォームで形を変えないもの。もう1つの理由。・・・前オーナーが「丁寧に使い込んでいる事」が読み取れるもの。

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posted by 高知サンゴ at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 高知サンゴからお知らせ | 更新情報をチェックする
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